「昭和の仏師」伊藤真乗の生誕100年を記念して制作されたドキュメンタリー『光のように波のように』のサウンドトラックアルバム。音楽を手がけたは、日本を代表するバイオリニストであり、作曲家である。1989年アルバム「月をつくった男」(CBSソニー)でデビュー後、数々の映画、アニメーション、ドキュメンタリー等の音楽を手がけ、私たちを壮大な音楽の旅へと誘い続けて来た。角川アニメ『アルスラーン戦記』シリーズでは、中世ペルシアの異世界「パルス」を。ジブリ美術館短編アニメ『星をかった日』(宮崎駿監督)では、ファンタジーワールド「イバラード」を。TV東京開局35周年記念番組『ネシアの旅人』では、ネシアの島々を。DVD『黄金のバーミヤン』(ジェネオン)では、遥かなるシルクロードを。そしてこの、待望の新作『光のように 波のように ~Like a Light, Like a Wave~』では、仏教生誕の地·インドを、その雄大でありながら繊細·迫力ある楽曲で見事に描き出し、私たちを悠久の旅へと誘う。昨年参加して話題を集めたコンピレーション『10人のバイオリニスト』(ツルノリヒロ/葉加瀬太郎/川井郁子/他)から、その新作を待ちわびたファンへの、何よりの朗報と言えよう。ツルノリヒロ最大の持ち味であるを存分に体感出来る、必聴の一枚がここに完成した。